2019.09.06 『どっちのｉが好きですか？』
“エロゲ開発への道～黎明編～”
ゲームってどんな流れで作られていくんだろう？はいそこの気になっている皆さん！
制作の裏側、知りたいですか？ 知りたいですね！？
はいドン――！！
ということで、このブログでは最新作『どっちのｉが好きですか？』の、制作の裏側をお見せしていきます！
まず第一回目は『企画の成り立ち』と、『キャラ作り』についてです！
★他のメーカーさんとは流れが異なる場合もございますので、あくまでこれはHOOKSOFTスタイルです。
たのしいたのしい……企画づくり
ゲームを制作するうえで必要なのは、『プレイしてくださったユーザーの皆様方には満足していただきたい！』という折れない熱いハートです！とはいえ「どうせ建前で、本当は売り上げ目当てだるぉ？」と思われる方もいらっしゃるでしょう……。 ただこれだけは言わせてください……！
半端な気持ちでは途中で心が折れます、いやホントにかな～りメンタルにきます、ゴリッゴリ削られていきます。 しかし――もちろん企業として製品を作っている以上、売れてくれないと困る実情もあります……。 とまあそんなわけで“強いハート”を持った上で、いよいよ最初にして最大の難関である『企画』を作り始めますよ！ もう一度言います―― 最初にして最大の難関である『企画』作りです！
「えっなんで最大の難関？？」 理由は単純、誰だって欲しくないものには興味を持ちません！ だからこそ内部でも――
Ｄ『○○な企画を作りたい！』
スタッフ『で、それは売れるの？』
Ｄ『○○な企画を……』
スタッフ『で、それは（略）』
Ｄ『んげェええええええええ！？（発狂）』
という会議が繰り返され、『作りたいもの』と『売れそうなもの』のバランスを取りながら企画は磨かれていきます。この時点でメンタルは相当疲弊します。
今作『どっちのｉが好きですか？』についてもだいたいそんな流れで、簡単にまとめると――
Ｄ『リードする、リードされる、その違いでヒロインの魅力を今までの２倍引き出したい
スタッフ『で、売れるの？ というかそんな量のシナリオ作れるの？』
Ｄ『売れるかじゃない、売るんじゃ。量なんてライターが血反吐はきながらやればなんとかなるぞい』
というほぼゴリ押す形で企画を通しました！ 通るかではなく、通します！一番初めに言いましたね……？ゲームを制作するうえで必要なのは、“折れない熱いハート”です！
ここからは本当に楽しいキャラ作り
はい無事に企画がまとまりましたー！ となると次はその企画で必要になってくる『ヒロイン』作りです!そもそも“美少女ゲーム”なので――
『ヒロインが可愛くなかったら美少女ゲームじゃないじゃん！』
まさにその通りです、だからこそその企画における“コンセプト”、今回で言うところの――
『リードする・リードされる』時に可愛く輝くのはいったいどんな女の子か！？
ということを考えながら、ヒロインの案を出していきます。
ここがもうね、本当に楽しい！ 時間はいくらあっても足りないくらい、いくらでも考えてられる！
とはいえヒロインの数も決まっているし、製作期間も決まっているので絞らなきゃいけない。
『ごめんよ、ごめんよ…また別の企画で登場できるかもしれないから、その時までのお別れだよ…』
というわけで『～どっちのｉが好きですか？～選抜総選挙』を行い、女の子を厳選していきます！
そして今作の選抜総選挙で勝ち残ったのが――
・種村小柚子（たねむらこゆず）
・上ノ山芽愛（かみのやまめあ）
・四谷・Ｇ・ハンナ（よつや・ぐれんじゃー・はんな）
・英 摩耶（はなぶさまや）
以上の４人でした！
ちなみに“名は体を表す”という言葉があるように、設定を作る時点で名前はすでに決めてあります。
簡単にそれぞれの女の子の持ち味を説明してしまうと…。
・種村小柚子：基本的には『こちらよりも大人びている年上のお姉さん』、つまり『こちらをリードしてくれる恋愛』が主体。
・上ノ山芽愛：基本的には『ドＭ』でいじられキャラ、つまり『こちらがリードしていく恋愛』が主体。
・四谷・Ｇ・ハンナ：基本的には『日本での生活に不慣れ』で周りから守られる姫キャラ、つまり『こちらがリードしていく恋愛』が主体。
・英 摩耶：基本的には『ドＳ』でマウントとりたガール、つまり『こちらをリード（振り回して）していく恋愛』が主体。
それぞれにクセの強い個性を持たせることで、共通パートを終える頃には、各ヒロインへの強烈なイメージが残ると思います。
そんなイメージを持った状態で個別パートをプレイしていただくことで、ヒロインたちの意外な一面（ギャップ）を楽しむことができるようになっています！
…はい、以上が“『どっちのｉが好きですか？』開発への道～黎明編～”です！お楽しみいただけたでしょうか？？
満足された方も、まだまだ知りたいという方も、次回の“『どっちのｉが好きですか？』開発への道～過渡編～”をどうぞお楽しみに！！
