酒匂晴輝(さかわはるき)が、小学3年生への進級を目前に控えていた春休み。
近所に住む栗山兎鞠(くりやまとまり)、所沢郁(ところざわいく)、州郷千聖(すごうちさと)たちとの仲良しグループに、新たな仲間が加わった。隣町に住む春ノ原優菜(はるのはらゆうな)、引っ越してきた西渓静流(にしたにしずる)。
しかし、皮肉にもそれと同じタイミングで、晴輝は遠くへ引っ越すことが決まっており、大好きな仲間たちとも離れ離れになってしまう。
父の海外赴任を機に、大学受験を控えた晴輝は単身日本に残ることを決める。
その結果、親戚の持つアパートで生活することになるが……。実はそのアパート、かつて仲良しグループと別れた街にあるという。
昔のように受け入れてくれるのか心配もあったが、久しぶりにもかかわらず、晴輝の帰還をみんな喜び、温かく迎えてくれる。
ただ晴輝にとっては“女の子”から、綺麗な大人の“女性”へと成長したヒロインたちに囲まれると、嬉しさ以上に照れくささでいっぱいになってしまうほど。
思い出話で昔を振り返りつつ、空白の期間を埋めることでお互いを知り、幼なじみからもっと特別な関係へ……。