Sugar*Style

開発コラム

コラム

第1回 『Making*Lovers』を終えてみて

公開日:2018/10/19

2017年の11月24日に『Making*Lovers』は発売されました。
もう1年なんですよ?
早いですよねぇ…。

お陰様で皆様からも良い評判を頂き、スタッフ一同ホッと胸を撫で下ろしております。


感想も色々頂きまして早瀬君と確認したのですが、目立ったご意見としては 「ヒロイン同士の会話をもっと見たかったなぁ」 でした。

ですよねー。

私たちも皆様がヒロイン同士の会話も楽しむ大きなポイントである事は理解しているのですが、 当時早瀬君と話をして「自分たちがやらなければいけない事だけを整理してまとめたい」という事になり 『Making*Lovers』の企画を作りました。
私らがやらなければならないのは恋愛描写なので、そこのみに注力しようと。
故に、そこに関係無い“ヒロイン同士の会話を楽しむ”という要素は潔くカットする事にしました。

当然ご意見下さった方々は「企画趣旨は分かってはおりますが…」という言葉と共にお寄せ下さいました。
ホント気遣い頂き有難う御座います。

そういう事もありまして…
今作はヒロインの絡みが大事になってくる企画に致しました!

要点をまとめた『Making*Lovers』を超え、皆様の感想を頂く事により 幾らか私たちの視野も落ち着くところが出来ました。
なので次は前回カットしてしまった“ヒロイン同士の会話を楽しむ”という点を しっかり拾い上げていこう!という感じです。
ヒロイン同士の会話とかを増やしていくと、一気にテキスト量が増える上に 1ファイルのボイス量も格段に増えます。
(主人公との会話の場合、主人公のボイスがカットされるのでそれと比較すると増えるという事です)
会話に逐一ボイスが入るということはプレイヤーのクリックリズムが落ちるという事なので セリフのリズムをしっかり考えていかないと飽きさせてしまったりなど 些か難易度も上がりますが、ここは頑張る!
(長いセリフ→長いセリフは危険とか色々と)


シチュエーションを作るための余計な導入なども極力カットしたかったので、 ヒロインとの絡みが強制的に必要になる舞台にしてしまえば要点まとめて濃く出来るかもと考え
ヒロインたちとの共同生活を主眼に置く事に致しました。

日常生活の中に入れてしまえば一緒にいるのに説明もいらないですし、いなくても問題無い。
皆と一緒にいても大丈夫ですし、すぐ二人きりになっても違和感も無い。
ですがその上でもテキスト容量が増えてしまうため、今回は4ヒロインにしました。
メリットを活かすためにはデメリットを享受する必要もありますので ここらは申し訳ありません。


今作は『Making*Lovers』とは全く関係無いですが、内部的な開発方式は『Making*Lovers』の流れを汲んでおります。
開発イメージとしては「Making*Loversにヒロイン同士の会話を違和感無く混ぜ込める感じで」と。
『Making*Lovers』は岸田さんに作って頂いた部分がかなりあったので、引き続き岸田さんにもご尽力頂きつつ 制作しております。
ホント色々とご迷惑をお掛けしてます…。
早瀬君もシナリオ作業で缶詰しておりましたが、無事片付き次のステップへ移行しました。

このまましっかり進行出来るよう今作もスタッフ一同頑張っていきますので どうか宜しくお願い致します!!

『Sugar*Style』のポイントに関しては次回にでも!