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「さおりんに言われて着てみたんだけど、
ギャグの領域だよな。これ……」
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「……いい。すっごくいい」
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見るからに清純派なイメージ。
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しかも背が低いため、お姉さんというよりは……
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「安美、こっちにおいで」
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「な、なんだよ。急に呼び捨てなんて、ドキッとするじゃんか」
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――こんな妹が欲しかった!
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そしてお兄ちゃんは、妹を大人の女にしてやるわけか。
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しかし沙織ちゃん、いい仕事したな。
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「どこに行くんだ、ミッチー?」
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「黙って俺についてこい、安美」
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この流れならいける。
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今までは安美さんに主導権を握られっぱなしだったが、
俺の凄さを見せつけるときがきた。
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ワンピ姿の妹を、足腰立たなくなるぐらいに!
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どっかのAV男優みたく『ここぉ? ここがいいのぉ?』
なんて言いながら!
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………………
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…………
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……
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「……ミッチー、ここか? ここがいいのか?」
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「なぜだっ!?」
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俺は頭を抱えながら自問していた。
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麦わら帽、白のワンピース、背の低い女の子。
これだけの好条件が揃っていながら、なぜか俺は。
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……チ○コを踏まれていた。
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どうしてこんなことに……
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「男って、こんな風に足で踏んでも大きくなっちゃうんだな……」
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「ていうか、どこからこんな発想を?」
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「それがよく分からないんだ。
ただ、踏まずにはいられなかったというか……」
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これがS女の本能か。
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まあ、先に芝生の上で寝っ転がった俺も悪かった。
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お兄ちゃんは見たかったんだな。
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麦わら帽にワンピ姿の妹が、
恥ずかしそうに騎乗位で腰を振る姿を。
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男としての余裕を見せつけたかったんだな。
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『そのぐらいじゃ、お兄ちゃんはイカないよ』なんて言って。
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で、下から鬼のような突き上げ。
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妹は麦わら帽を必死に押さえながら、
兄のピストンを受け止める、みたいな。
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なのに。
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「これ、ヤバイ。ミッチーのを踏んでると、背筋がゾクゾクしてくる」
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救いようのない状況だ。
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お兄ちゃんのチ○コ踏んで、背筋がゾクゾクしてる妹とか。
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……
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いや、ありと言えばありだけどさ。
何もこんな格好のときに。
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「ミッチーはどうだ? こうやって足で踏まれると……」
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「気持ちいいです」
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すっかり安美さんに調教されてる俺だった。
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将来、子供ができたとき、
絶対に見せられない姿だよな、これ。
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「思ったんだけどさ」
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「えっ?」
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「このまま足で射精しちゃったら、相当恥ずかしいよな。男的に」
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「私と同じ目線で話せなくなるんじゃないか?
足で気持ちよくなっちゃったら」
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「…………」
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「一生、負い目を感じて生きるんだろうな」
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「これから先、ミッチーがどんなに有名になっても、こうやって……」
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「うっあ、ああっ!?」
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「私の足で踏まれて興奮した過去は消えないんだ。
ほら、どんどんカタくなってきてるぜ?」
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安美さんはすりすりと足の裏で俺のを撫で、
カタさを確かめるときは踏みつけてくる。
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想像以上に拇指球や踵の膨らみが柔らかく、
手で握られるのとは違った気持ちよさがあった。
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「踏めば踏むほどカタくなるなんて、変態だよな」
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足裏の感触もさることながら、
ペニスを踏んだ際に太腿の内側へ浮かぶ筋肉の溝にも興奮した。
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安美さんの腿肉はアスリートのように締まっているが、
触ってみると意外にも柔らかい。
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それが俺のを踏んだ瞬間に硬化し、
しばらくしてまた、ぷるんっと軟化していく。
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そんな内転筋の緊張と脱力のギャップが堪らない。
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「あ……せっかくこんな格好してるのに、
全然女の子らしくないよな」
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「せめて、言葉遣いぐらいはそれっぽくした方がいいのかな……」
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「……できれば、妹キャラで」
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「妹キャラ? お兄ちゃ〜んって甘える感じか?」
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「んー、それだとありきたりなので、『にぃ』とかで」
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俺の趣味ってマイノリティーだよな、絶対。
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「分かった。じゃあ、それでやってみる」
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こういうとき、演劇経験者は侮れない。
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間違いなく、一般人よりもその役になり切ってくる。
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「……ねえ。にぃはこうすると気持ちいいの?」
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きた! 神、きた!
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普段はお転婆な妹が、初めてスカートを履いたときのような。
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生まれて初めて、兄を異性として意識してしまった瞬間のような。
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マイノリティーだっていいんだ。俺はこんな妹が欲しかった。
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「気持ちいいよ、安美。もっと足でしてくれるか?」
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「うん。にぃが喜んでくれるなら……」
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安美さんは……いや、安美は大きく足の裏をスライドさせ、
裏筋を刺激してくる。
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「にぃの、ビクビク動いてる……もっと強く踏んでほしいの?」
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「できれば、両方の足の裏で挟んでくれると嬉しいな」
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「両方の足で?」
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「ああ。手と手をあわせて幸せ〜みたいなのを足の裏で」
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「…………」
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足の動きを止める安美。
お兄ちゃん大好きな妹なら挟む。挟まずにはいられない。
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「……やだ。片方だけでする」
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ずるぅ! っと肩すかし。
期待していただけに落胆が大きい。
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「両方の足を使うのは嫌なのか?」
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「イヤじゃないけど……片足だけの方が、征服感があるから」
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今、すごいこと言ったな。この妹。
征服感とか。
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「安美は、兄ちゃんのこと征服したいのか」
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「……うん、征服したい。
にぃのこと、片足だけで気持ちよくさせるの」
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「そんなに上手くいくかなぁ〜」
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残念ながら、足の裏の刺激程度で射精する俺じゃない。
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このまま片足で踏ませて、
お兄ちゃんの凄さを思い知らせるのも一興だ。
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「ま、やってみれば?」
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「……にぃ、ちょっと生意気」
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反抗期なのかな、うちの妹は。
まあ、生意気な妹を教育するのも醍醐味なわけだけど。
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(中略) |
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「パンツ丸見えだね」
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「っ…」
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隠そうかと迷ってモジモジしている太腿が可愛い。
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「ほら、足の動きがお留守になってるよ」
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「……こんな風に見せるの、にぃにだけだから」
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リアルでこんなこと言う妹、絶対いないけどな!
それはそれ。今は楽しまなきゃ損だ。
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「安美、もっと頑張らないと俺を征服できないぞ?」
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「本気出してもいいの?」
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「またまた、今までだって全力だったクセに」
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「……にぃって、勘違いクンだよね」
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「どういう意味だよ、それ?」
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兄ちゃん、ちょっとカチンときた。
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「すぐに出ちゃったら可哀想だから、手加減してあげてたのに」
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「手加減ねえ。そんなこと言ったって、俺はまだまだよゆ……」
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「余裕なんだ、にぃ?」
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「!?」
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「本気の私は、今までみたいに優しくないよ」
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